ニッポニア・ニッポン〜国語の時間の思い出
ニッポニア・ニッポンはトキ*1の学名です。
何年生のときだったか忘れたけど,小学校の国語の教科書にトキの繁殖かなんかの話が載っていました。その授業での思い出。
その話の最初の方に
○○(主人公)は,珍しい鳥が飛んでいくのを見た。
みたいな文がありました。私は特に気を留めず,先の文に進むのを待っていたら,先生が
「この文から何がわかりますか?」
と尋ねました。思っても見なかった質問に驚きながらも,一生懸命考えて
鳥に詳しいはずの主人公(研究所の人か猟師かなんかでそのあたりの鳥に詳しい人だったと思う)が「珍しい」と思うのだから,生息数がすごく少ないに違いない。
いや,もしかしたら,数が少ないんじゃなくて,すごく臆病かなんかで人のいるところには姿を見せない鳥なのかも。
なんてことを答えたような気がします。ただそれだけの思い出。それ以外(その後先生がどうコメントしたかとか,先生の想定した答えが何だったのかとか)は覚えてない…。
それだけのことなんだけど,このとき
サラッと読み流してしまうような何気ない文でも,注意深く読むことで,わかることや想像できることがある
ということを学んだ…ような気がします。
*1:ペリカン目トキ科の鳥(Wikipedia「トキ」より)