No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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二重跳び

テレビ(ローカル番組)を見ていたら,「私の自慢」みたいなコーナーで大学生が縄跳びを披露していました。
縄跳びといえば…

小学校2年生のとき,体育の時間に縄跳びで二重跳びをするのがありました。
何度も練習してやっと1回跳べたけれど,先生に見せるときはできなくて…。
「跳べてないのに跳べたとウソをついたのではのでは?」と疑われたこと,
ウソじゃないと主張したら(一応?)信じてもらえたけど,「たまたま1回出来ただけじゃ出来たうちに入らない」と言われて少し凹んだこと,
 …なんかを覚えています(悔しいから練習を,とはならなかった…。ダメですね。)。

息子が小学校のとき,学校で縄跳びが流行ってたときがあります。たぶん体育の時間にやったりしたのがきっかけでしょう。下の子は学校から帰ると毎日庭で二重跳びを練習していました。
時々「数えて!」というので行くと,普通の二重跳びなら軽々と100回くらいできたり,ハヤブサ,コンドル*1その他の複雑な跳び方もして見せたりしました。すごい!
娘の方も息子ほど練習熱心ではなかったし運動も得意じゃない好きじゃないのですが,それでも私とは比べ物にならないくらいたくさん跳べるようになっていました。びっくり。

私ができなかったことが,私は何もしてないのに出来るようになっている!

それまでも「生まれたときは何もできなかったのに,たった数年のうちに出来ることがどんどん増えていってる。すごいなあ。」とは思っていましたが,一方で「それは誰でも当たり前にできることだよな」とも思っていました。
なのに,いつの間にか“できて当たり前”じゃないことができるようになってる!

子どもたちが大学生になった今では,私にはできないけれど子どもはできることばかりで,その逆はほとんどないんじゃないかという気もします。
もちろん,私は知っているけれど子どもたちは知らないことや,私はできるけれど子どもたちはできないことというのもたくさんあるのだけれど,単に知る機会や訓練の機会がなかっただけだろうと思うのです(しかもその責任の一端は私にある)。
私がやらなかったことやできなかったこと(面倒で,不安で…etc これが多すぎる)もいろいろやって,昔はなかったような機器やシステムも使いこなして,「知ってること」「できること」をどんどん増やしてる。
別に私の子どもが特別とかじゃなくて,子どもや若い人はみんなそうなんだけど。すごいことだよなあ。

*1:ハヤブサは二重跳びとあや跳びを合体させたもの,コンドルは二重跳びと交差跳びを交互にやるものみたいです。