No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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0.121212…〜無限小数のこと2

3分の1が0.3333…っていつ習ったんだろう?と教科書を調べてみたら,5年の下にありました。

分数の中には,きっちりした小数で表せないものがあります。このようなときは,てきとうな位で四捨五入しましょう。

ということで,無限小数にサラッと触れただけで,「無限小数」そのものを扱うことはなかったようです(小学校ですし当然といえば当然ですが)。

次に(?)無限小数が出てきたのは中学校。3年生のとき,√2とかが出てきた流れで無限小数無理数有理数の説明などがあるのですが,記憶に残っているのは循環小数を分数になおす方法のこと。
循環小数
   \frac{1}{\;9\;}=0.1111\cdots=0.\dot{1}
   \frac{1}{\;99\;}=0.01010101\cdots=0.\dot{0}\dot{1}
   \frac{1}{\;999\;}=0.001001001001\cdots=0\dot{0}0\dot{1}
などの何倍になっているかを考えて分数に直すわけです。例えば
   0.12121212\cdots(=0.\dot{1}\dot{2})=\frac{12}{\;99\;}=\frac{4}{\;33\;}

扱いづらそうな無限小数が(無限小数を扱うことなんてなかったですが)すっきりとした分数になるのは,すごくいい気分でした。ちょっとした敵を退治したような感じ?