No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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共通一次6年目

センター試験まであと1ヶ月。
共通一次センター試験って,1979年からだからもう33年(11年+22年)もやってるんですよね。私が高3のときは,共通一次の6年目。


共通一次が始まって5年“も”たっていたわけで,先生も生徒も共通一次があって当たり前という感じ(私にとっては“一期校・二期校”なんて,ずいぶん前,親の世代の話だという感覚)。傾向や難易度もだいたいわかっていて,導入直後にはあったであろう大きな混乱や不安はありませんでした。

一方で, 5年“しか”たっていなかったわけで,データもそれほどそれほど蓄積されてない。そのせいか,対策も大雑把なものでも許されたような気がします。「共通一次用数学問題集」に,“穴埋め式の数学Iの問題”という共通点だけで,難易度も傾向もバラバラな問題(主に私立大学)が並んでいたような…。


Wikipadiaによると,この年('84)の国語の問題に使用されたテキストが予備校の模試で使われたものと同じだった(いわゆる“的中”)そうです。「過去の出典からある程度予想できた」とのこと。“データはそれほどそれほど蓄積されてない”ではなくなっていたようです。