言葉は残る

言葉は残る．
会話でも文章でも．
言葉そのものと印象が残る．
記録に残る．記憶に残る．
　

会話では印象のウエイトが高い．
表情や声，その場の雰囲気…etc　言葉そのもの以外も，もたらす印象に影響を与える．
会話のすべてを記録することは不可能だ．録音・録画したとしてもその場の状況すべてを記録することはできないのだから．
印象によって記憶に残る言葉が微妙に変わってくるかもしれない．
　

文章が与えるのは言葉そのものだ．
与えた言葉がそのまま残る．記録に残る言葉は変わらない．
変わっていくかもしれないのは印象のほうだ．
　
いつ読んでも，マイナスの印象で誤解を与えることのないように
最初に読んだとき，あるいは読み返したときにプラスの印象を与えるように
　注意深く言葉を選ぼう．

何度も読み返してもらえるように，読み返しに耐えうるように
　「印象」にとどまらない，意味のある言葉を重ねていこう．
こちらの意図がきちんと伝わるように
　わかりやすさと正確さの両面に気を配ろう．