読書感想文のこと
夏休みも終盤ですね。
夏休みの宿題の定番といえば読書感想文。私の頃もありましたが,苦手でした…。読書感想文が,というより,作文が,ということですが。
「原稿用○枚」の指定があるので,あらすじ的な内容でかなりを埋め,文体はもちろん,ですます調(だ調より文字数が稼げるから)。原稿用紙を埋めることだけを考えて書きました。そんな調子なので,賞とは無縁,候補にもなったことなかったです。
この前,探し物をしていたら,娘が小学校2年生のときに書いた読書感想文(たぶん初めて書いた読書感想文)が出てきました。
選んだ本は「きつねのまいもん屋」*1。楽しいお話です。感想文には,不思議に思ったこと,もしも自分が主人公の立場だったら…などが短い文で,次々と書かれています。リズムがよくて楽しくて,「すごくいい感想文だ!」*2と思ったのを思い出しました。私は大好きだったのですが,担任の先生からは特に褒められることもなく,賞とかとは無縁でした。
娘が小学6年生のときは,選んだ本は「モモ」*3。このときは,感想文のコンクールに出されることになりました。*4感想文をコンクール用に清書していたのを見たのですが,なんか最初に書いたのと違う…。
「あれ?[娘]ちゃん,こんなこと書いてたっけ?」
と聞いたら
「そうなんよね。なんか[娘]ちゃんが書いたんじゃないみたいになっちゃった…」
担任の先生が添削が入ったようですが,誤字・脱字や文のねじれ,原稿用紙の使い方などのチェックと修正だけかと思ったら,そうではなかったようです。
(私)「自分の感想と違うなと思うところは,先生の言う通りに変えなくてもいいんじゃない?」
(娘)「そうよね」
で,先生の修正案の通りにはしなかったみたいです。
後で,「先生に何か言われた?」と聞いたら,「(修正案から)変えたんだね」と少し残念そうだったそうです。
その感想文が賞をとることはありませんでした。
*1:「キツネのまいもん屋 (新日本ひまわり文庫) 」富安 陽子 (著), 篠崎 三朗 (イラスト)
*2:「才能あるかも!」とかも思いました。親バカですね。
*3:「モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」ミヒャエル・エンデ (著, イラスト), Michael Ende (原著), 大島 かおり (翻訳)
*4:感想文の宿題は全員ですが,担任の先生が何人か選んでコンクールに出すシステムだったようです。