「大学のジレンマ?教育のジレンマ?」(「ニッポンのジレンマ」(4月26日(日)放映/NHK)
録画を消去する前にちょっとだけメモ。
全体的に,昔(自分の受けた教育)&今の日本の教育に肯定的で,変えたほうがいいところはあるけど,いいところもたくさんあるという感じでした。よくある,危機感を煽る流れじゃなかったのがよかった。
- 石井英真さん(京都大学の先生)は共感できる部分が多かった。地方(淡路島)出身というのも一因かも。先崎彰容さん(埼玉出身,東日本国際大学の先生)も純国産。その他のゲストは,岩瀬大輔さん(ライフネット生命,パックン,藤井悠夏さん(株式会社Famarry)。進行はいつもの通り古市憲寿さんと青木実アナ。
- 「小中連携」とかの連携モノが流行っているけど,上のやり方を下に,では下の教育のもっている良さが失われてしまう。
- フィンランドの教育がすごいって言うけど,別に,普通の授業。違うのは先生の休み(アキ時間,休日)が多いこと。(古市さん)
- 日本は学校の先生が忙しすぎ。事務職がすべきことも先生がやっている。
- 日本は学校に過剰な期待をしすぎ。
- 壊れていないものまで直そうとしているのでは?
- ガラッと変えていくときって,実は中身はあまり変わっていないということがよくある。細かいことを変えていくことは大事。(古市さん)
などなど。
G型大学L型大学のことだけでなく,最近のニュースでも,人文系縮小論やら,小中連携(義務教育学校)のことやら,新テストは記述式も出す&コンピュータで採点支援(キーワードの有無をチェック)とか,ガラッと変える改革案がいろいろ打ち出されているようですが,壊れていないものまで直そうとして,よかった部分がなくなってしまったり,「変えること」ばかりに気をとられて本質やそこにかかわる人たちのことが置き去りになってしまったりしないように願うばかりです。