No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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理科の選択〜ドラマ「ガリレオ」

ドラマ「ガリレオ」の第2シーズンが始まりました。なかなか面白そうです。

ガリレオ」の第1シーズンは2007年の10月〜12月で,そのとき娘は高校1年。ちょうど2年からの文系・理系を選択する時期でした。理系だと全員履修の化学の他に理科の科目を生物か物理を選択することになります(文系は全員,化学と生物(IIは一方のみ))。
理系クラスを考えていた娘は,このドラマを見て「物理ってなんかかっこいい!」と物理を選択したのでした(ドラマ以外の理由もありますが)。

物理の履修率は教育課程の変更の影響もあって,全国的に履修率が下がり近年は20%程度だったそうです。「ガリレオ」のおかげで物理の履修率が大幅にアップしたということはなかったようですが,少しは影響があったかもしれませんね。

その“物理の履修率20%”は旧課程(現高3まで)の話。現高2以下で始まっている新課程の理科では,大学進学を考える普通科の多くは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から3科目を選択して必履修するようで*1,物理の履修率は大幅にアップしそうです。娘が卒業した高校では全員が(文理分けの前に)「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」の3科目を履修するようです。「基礎」とはいえ,物理と生物の両方が履修できていいなあ。

*1:理科の必修には,このほかに,「科学と人間生活」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から「科学と人間生活」を含む2科目という方法があります。