No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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40人規模は窮屈

だそうです*1。40人だと教室が狭い,20人や30人だとゆったり使える,さらに教室の音も少ないという内容。

「40人学級の子どもは不利益を被っています」というスタンスを感じるのですが,40人用に作られた教室なんだから少ない人数で使えばゆったりするのは当然では?本来は40人でもゆったり使えるように設計すべきところができていないというだけじゃないかと。

私が小学生のころは45人学級でした。別に45人学級に特に不満があったわけではないのですが,40人学級にすべきという話を聞きかじって,大人に
 「45人なんて多すぎるよ!」
と言ったりしたのですが,返ってくる言葉は
 「お母さんなんてクラスに60人いた」(生徒の急増で教室が足りなかったようです)
 「終戦直後は校舎が焼けて校庭で授業(青空学級)なんてところもあった」
 「戦争中はろくに勉強できなかった,勉強できるだけでもありがたいこと」
 という感じ…。「何,贅沢言ってんの」ということです。

私たちって恵まれてるんだな,ということでその後はクラス人数については気にしなくなくなりました。

*1:朝日新聞2012年5月3日「40人規模 やっぱり窮屈」少人数学級を考える―国研調査から 下