No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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日本の初等中等公教育

今月いっぱいで下の子の「高校生」も終わりです(卒業式はとっくの昔に終わりましたが。課外授業やら部活やらでちょくちょく登校していましたがそれももうすぐ終わり)。
上の子の小学校入学から下の子の高校卒業までの14年間の,私の「初等中等教育を受ける子どもの親」も終わろうとしています。

子どもたちが小さいころは,テレビなどで報道されるようなあんな先生やこんな学校だったらどうしようと不安になったりしましたが,そういうことはありませんでした。もちろん,不満や要望,戸惑いはあるのですが,全体的には許容範囲です。私が子どものときよりもよくなっている面,手をかけてもらっている面もありますし。

   今の日本の公教育は悪くないよ

という印象。「ベストな教育」(そんなのあるの?)とはいえないでしょうが,まあ,いいんじゃないかと。
子どもたちの接した先生やクラスメートがたまたま子どもたちに合ってた(or相性などが特別悪くはなかった)だけかもしれませんが。

日本の子どもたちの教育をめぐる環境は大きく変化しています。学校でも学校以外でも。学校以外のものが学校に,あるいは子どもたちに直接に与える影響の方が大きそうです。
そしてその影響で困った方向に進んでいるようにも見えます。自分が受けてきた教育・育ってきた社会のよい面が失われつつあるのかもしれないとも感じます。
テレビや本,雑誌などには日本の子どもや若者,日本の教育に絶望する内容があふれていて,もう手遅れなんじゃないかなんて思ったこともありますが,今,思うのは

   まだ,間に合う

キラキラした希望の種がたくさんこぼれているんじゃないかと思います。