No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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おしえてセーラームーン

郵便ポストにおもちゃ屋さんのチラシが入っていました。クリスマスプレゼントに!ということらしいです。
ハイテクおもちゃもローテクおもちゃもありますね。基本的なラインナップは子供たちが小さいころとそう変わってないような感じです。電子楽器の類は昔はほとんどなかったかな。

チラシを見てたら,ハイテク知育おもちゃで「買ってよかった!」というものが一つあったのを思い出しました。上の子がもうすぐ3歳というころのクリスマスに買った「おしえてセーラームーン」がそれ。ひらがなの読みかたを学習する知育おもちゃで,「り」のボタンを押したら「りんごの,り」みたいなことをセーラームーンの声で言ってくれるものです。

ちょうど文字に興味を持ち始めたのとセーラームーンが好きだったので買ったのですが,すごく気に入って,一人で繰り返し遊び,特に教えなかったのにいつのまにかひらがが読めるようになりました。

   このおもちゃのおかげでひらがなが読めるようになりました!

ということになるんだろうけど,本当のところはどうなんだろう。
買わなかったらどうだったかなんてわからないんですよね。ひらがなを覚えさせるのに苦労したり,覚えるのが遅くて心配したりしたかもしれないけど,買わなくても覚えるまでの時間が少し伸びただけでやっぱりいつのまにか覚えてたかもしれない。

同じ子ども・同じときで「買わなかったパターン」でもう1度…というのは不可能なわけで,個人差や外部要因の影響が大きい教育とか学習とかは完全な対照実験なんてできません。“教育の効果”を正しくはかるのはかなり難そうです(というか無理かも)。


セーラームーン」はひらがなの読み方は教えてくれますが,書き方は教えてくれません。でも,小学校に上がる前には拙いながらかけてたように思います。私がついて教えたという記憶もないし,幼児教室とかも行かなかったんだけど(幼稚園もお勉強の時間のないタイプ),どうやって覚えたんだろう。子どもの学習プロセスは謎です。