ASIMOとまるいち〜「まるいち的風景」
新型ASIMOをテレビのニュース番組で映像を見ました。
容器の蓋を回してあけて,中のお茶を紙コップに注いだりなど,いろいろなことができるようになったそうです。
すごいですね。かわいいですね。
みんな「かわいい」って思うのかと思ったら,そうでもない人もいるようで…。
テレビ番組ですが,出演者の1人が「かわいいですね。」と言ったら,別の出演者は「そうですか?」という反応でした。
で,ASIMOを見たら,「まるいち的風景」*1を思い出しました。
ずいぶん前の漫画ですが,文庫版になってるんですね。
家庭用汎用人型ロボット「まるいち」の開発チームの人々と「まるいち」ユーザーのお話です。「まるいち」は登録された動きしかしませんが,だからこそ何をどう登録するか,それをどう使うかに持ち主(+まわりの人)の“人”が反映されます。
まるいちには表情はありません。
ねぇ,敬二君 まるいち どうしてこんな顔にしたかわかる?
泣くのも笑うのも 君の仕事だから
まるいちの仕事じゃないから
いらない機能はつけなかったの
本当はちょっと違うようですが*2。
そういえばASIMOも表情はないですね。
まるいちの開発者の美月さんは,バリバリのリケジョ。まるいちへの愛情と情熱にあふれていていて(そのかわりに抜けている部分がたくさんあって),ステキです。
*1:
*2:「だめです。これが一番かわいいんですっ くまのぬいぐるみだって無表情だからかわいーんですっ」