No Haste, No Chains ~数学の教育をつくろう~

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偶数はどんな色?〜「世界はもっとカラフルだ〜共感覚のフシギ」

NHKの爆問学問「世界はもっとカラフルだ〜共感覚のフシギ」を見ました。


共感覚というのは,音や文字に色を感じたりするなどの感覚と感覚の混線ともいえるもので,共感覚の持ち主は200人に1人くらいいるという説もあるそうです。
番組に出ていた長田典子先生(関西学院大学教授)もその1人で,音(ハ長調とか)や文字に色がつく),数字にも色がつくから年号とかも覚えやすいとか。


面白いと思ったのは,長田先生が小さい頃の話。“色に縛られていた”そうで

偶数しか許せない。奇数の存在が許せない。偶数の世界で閉じていないと生きていけなかった。

だそうです(中学くらいのときに奇数のもつ“苦味”が許せるようになったとか)。


閉じこもる場所は奇数の世界じゃなくて,偶数の世界なんですね。
確かに偶数だけなら,なんだか平和そうだなぁ。

偶数と偶数を足すと偶数だし,偶数と偶数をかけても偶数。
「偶数の世界で閉じていないと生きていけない」と感じたことと,偶数の世界が閉じている(足し算,掛け算に関して 負の数も入れたら引き算も)ことは,もしかしたらつながってるかも。